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アスファルトシングルは塗装できる?塗料選びで失敗しないための注意点

投稿日: 2026-01-22

カテゴリー:豆知識|投稿者:sukamoto

「アスファルトシングルって塗装できるの?」

「築年数が経ってきたのでメンテナンスを検討しているけれど、張り替えるしかないのか不安…」

そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

アスファルトシングルは、アメリカを中心に広く普及している屋根材で、日本でも洋風住宅や輸入住宅によく使われています。柔軟性があり、軽量で防水性にも優れている素材ですが、経年劣化によって色褪せや剥がれが生じることも。

そこでこの記事では、アスファルトシングル屋根のメンテナンスとして「塗装は可能なのか?」という疑問にお答えしながら、塗料選びや施工上の注意点まで詳しく解説します。

アスファルトシングルとは?特徴と注意点を解説

柔らかく防水性に優れた屋根材

アスファルトシングルとは、ガラス繊維などの基材にアスファルトを含浸させ、表面に石粒を吹き付けて加工した屋根材です。

欧米では主流の屋根材で、日本でも「リッジウェイ」などの商品名で普及しています。

柔軟性が高く、複雑な屋根形状にも施工しやすい点が特徴です。また、金属屋根や瓦と比べて軽量で、住宅全体への負担が少ないのも魅力といえるでしょう。

経年劣化で見た目や機能が低下することも

ただし、アスファルトシングルにも寿命や劣化は避けられません。とくに以下のような症状が出てきた場合は、早めのメンテナンスが必要です。

  • 色褪せ、変色
  • 表面の石粒の剥がれ
  • 反りや浮き
  • 端部からの剥離や欠損
  • 苔・カビの発生

これらは見た目だけでなく、防水機能の低下や雨漏りリスクにもつながります。

アスファルトシングルは塗装できるのか?

塗装できるケースもあるが、慎重な判断が必要

アスファルトシングルは、他の屋根材と同様に塗装によるメンテナンスが可能なケースもあります。

ただし、劣化の程度や屋根材の種類、施工環境によっては塗装が適さない場合もあるため注意が必要です。

一般的には以下のような条件が揃っていれば、塗装によって機能性や美観を回復させることができます。

  • 屋根材に大きな剥がれや破損がない
  • 石粒の剥がれが比較的少ない
  • 下地に浮きや腐食が見られない
  • カビや苔が除去可能な範囲

一方で、表面の石粒が剥がれてツルツルになっていたり、めくれ・欠損が多かったりする場合は、塗装では対応しきれず、張り替えやカバー工法が適切となる場合もあります。

塗装に不向きな屋根の判断ポイント

以下のような状態が確認された場合は、塗装よりも葺き替えやカバー工法を検討すべきです。

  • 手で触ると石粒が大量に落ちる
  • 屋根材が部分的にめくれている、欠けている
  • 表面が粉状になってボロボロ崩れる
  • 下地(野地板)まで傷んでいる兆候がある

塗装しても密着せず、数年以内に剥がれや膨れなどのトラブルを引き起こすリスクがあるためです。

アスファルトシングルに適した塗料の選び方

表面特性に合う「密着性重視」の塗料を選ぶ

アスファルトシングルは、表面に細かな石粒が付着している屋根材です。

このざらついた表面に、一般的な塗料をそのまま塗ってしまうと、塗膜がうまく密着せず、剥がれの原因になってしまいます。

そのため、塗装を行う際は、アスファルトシングルの使用を想定した屋根用塗料や、専用の下塗り材(プライマー)を併用するのが基本です。

特に水性塗料は基材への負担が少なく、柔軟性が高いため、アスファルトシングルとの相性が良いとされています。

耐候性は「グレード」より「相性」で判断する

屋根塗装では耐久性も重要ですが、単にフッ素や無機といった高グレードを選べばいいわけではありません。

アスファルトシングルに対しては、塗膜の柔軟性や透湿性など、材質との相性を重視することが大切です。

油性塗料や密閉性の高い塗膜は、通気性を妨げて内部結露を招くリスクもあるため、適合製品かどうかをメーカー仕様書で確認するのが賢明です。

粘度と乾燥性も重要な選定ポイント

塗料の粘度(厚み)や乾燥時間も、塗装後の仕上がりに影響します。

一度に厚く塗りすぎると、乾燥不良や塗膜割れの原因になるため、薄く均一に塗り重ねられる製品かどうかは確認しておきましょう。

塗装時の注意点と施工の流れ

洗浄は慎重に。石粒を傷めない工夫が必要

塗装前には必ず、苔・カビ・汚れを除去する下地処理を行います。

このとき、高圧洗浄を使用する場合は注意が必要です。

アスファルトシングルは表面の石粒が剥がれやすいため、水圧の調整や、薬剤を併用したバイオ洗浄など、慎重な対応が求められます。

洗浄後はしっかりと乾燥させ、下塗り材(プライマー)で塗料の密着性を高める処理を行います。

この工程を丁寧に行うことで、塗膜の早期剥がれを防ぐことができるのです。

通気性と重なり部分への配慮が重要

下塗りが乾いたら、中塗り・上塗りと工程が進みますが、ここでも注意点があります。

アスファルトシングルは屋根材が重なり合っている構造のため、塗料で重なり部分を完全に塞いでしまうと、内部に湿気がこもりやすくなるのです。

このような構造では、塗らない箇所を意図的に残す「縁切り」作業や、通気性を保つ施工技術が必要になることもあります。

ただし、縁切りが常に必要というわけではなく、屋根材の構造や塗料メーカーの施工仕様に従って判断する必要があります。

判断に迷ったら、専門業者へ相談を

アスファルトシングルの塗装は「適合条件の確認」がカギ

この屋根材は、スレートや金属屋根のように一般的な塗装工程がそのまま使えるわけではありません。

使用塗料や施工方法によっては、かえって不具合が生じる可能性もあるため、現場ごとの状況を見極めることが重要です。

信頼できる業者による現地調査がベスト

判断が難しいときは、アスファルトシングルに精通した塗装業者による現地調査を受けることをおすすめします。

表面の状態、通気性、劣化具合などを総合的に確認したうえで、「塗装すべきかどうか」「塗れるならどの塗料を使うべきか」といった的確な提案を受けるのが、最も確実な方法です。

まとめ

アスファルトシングルは、他の屋根材と比べて塗装の可否判断が難しい素材です。

「塗装すれば長持ちする」と思い込みで判断せず、塗料の選定から施工方法まで、仕様に適合した方法を選ぶことが何より大切です。

私たち洲加本建装工業では、アスファルトシングルを含むさまざまな屋根材に対応しており、現地調査から診断、最適な工法の提案まで一貫対応しております。

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