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外壁のサイディング模様をそのままで塗装したい方必見。クリア塗装のメリット・デメリット。
投稿日: 2026-02-19
カテゴリー:豆知識|投稿者:sukamoto
「せっかくのレンガ調サイディングだから、塗りつぶしてしまうのはもったいない」「今の外観デザインが気に入っているので、できれば色は変えたくない」そのようにお考えではありませんか。
最近では、サイディングの模様を活かしたまま外壁を保護できるクリア塗装という方法が注目されています。透明な塗料でコーティングすることで、美観を維持しながら耐久性を高められるというわけです。
ただし、どの外壁にも施工できるわけではなく、タイミングや劣化状況の見極めがとても重要になります。
本記事では、クリア塗装の仕組みからメリット・デメリット、施工条件や注意点まで、わかりやすく解説していきます。

クリア塗装とは、顔料をほとんど含まない透明な塗料で外壁をコーティングする方法です。通常の外壁塗装は、色付きの塗料で既存の色を塗りつぶしますが、クリア塗装は“色を変えない”という点が最大の特徴です。レンガ調やタイル調、木目調などの意匠サイディングの模様をそのまま活かすことができます。
塗膜とは、塗料が乾燥してできる保護膜のことを指します。この塗膜が紫外線や雨水から外壁を守り、劣化を遅らせる役割を果たすのです。
通常の塗装では、顔料が含まれた塗料で外壁の色を変えます。これに対し、クリア塗料は透明であるため、下地の状態がそのまま見えるという特徴があります。つまり、外壁の傷や色あせ、補修跡も隠せないということです。
そのため、クリア塗装は「今の外観を保ちたい方」に向いていますが、「劣化を隠したい方」には不向きといえるでしょう。

クリア塗装の最大の魅力は、意匠性を維持できることです。新築時に選んだお気に入りのデザインをそのまま残せるため、外観イメージを変えたくない方には理想的な方法です。
さらに、クリア塗料にはツヤあり・3分ツヤなどの種類があり、塗装によって外壁に自然な光沢が生まれます。これにより、新築時のようなフレッシュな印象を取り戻すことも可能なのです。
チョーキングとは、外壁を触ると白い粉が付く現象で、塗膜の劣化サインの一つです。透明塗料は顔料が少ないため、一般的な塗料よりもチョーキングが起きにくい傾向があります。ただし、塗膜自体の劣化は起こるため、メンテナンスが不要になるわけではありません。
製品や下地の状態によっては、下塗り材が不要なケースもあります。その場合、塗装工程が簡略化され、工期が短縮されることもあります。ただし、これは必ずしも全ての現場に当てはまるわけではなく、メーカー仕様に沿った判断が必要です。

ひび割れや著しい色あせ、塗膜の剥がれがある場合、クリア塗装は基本的に適しません。透明であるがゆえに、劣化を隠せないからです。
特に色あせが進んだ外壁では、クリア塗装をしてもムラが目立ってしまう可能性があります。美観を保つためには、早めの施工が重要なのです。
一般的に、築10年前後がクリア塗装の目安とされています。それ以上経過している場合は、外壁の劣化が進行していることが多く、塗りつぶし塗装のほうが適しているケースも少なくありません。
「まだきれいだから大丈夫」と思っていても、防水性が低下している場合もあるため、専門的な診断が欠かせません。
過去に部分補修を行っている場合、その跡が透けて見えることがあります。クリア塗装は下地を隠さないため、事前に補修範囲や色差を確認しておくことが大切です。

窯業系サイディングで、色あせやひび割れが少ない状態であれば、クリア塗装は有力な選択肢になります。窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を主成分とした外壁材のことで、現在の戸建住宅で広く採用されています。
デザイン性が高く、まだ意匠が鮮明に残っている外壁であれば、透明塗装の効果を最大限に活かせるでしょう。
既に再塗装をしている外壁や、直張りサイディングの場合は注意が必要です。直張り工法とは、通気層を設けずに外壁材を直接張る施工方法で、内部結露のリスクがあるため、塗装方法の選定に慎重さが求められます。
状態によっては、塗りつぶし塗装や張り替えを検討したほうがよい場合もあります。

クリア塗装は、外壁の状態によって「できる・できない」がはっきり分かれる工法です。そのため最初の現地調査では、単に面積を測るだけでなく、塗装に適した状態かどうかを丁寧に見極めます。ここでの判断が、仕上がりと耐久性を大きく左右するのです。
まず確認するのがチョーキング現象の程度です。外壁を触ったときに粉が付く場合、塗膜の防水性が低下しているサインになります。軽度であれば施工可能なこともありますが、粉が多いと密着不良の原因になりやすく、慎重な判断が必要です。
あわせて、ひび割れや欠け、反りなどの外壁材の劣化状況も確認します。クリア塗装は下地を隠せないため、傷みがそのまま仕上がりに反映されます。さらに、シーリング(目地のゴム状部分)の劣化状況も重要なチェック項目です。目地が痩せたり割れたりしている場合は、塗装前に補修を行う必要があります。
現地調査で適合と判断されたら、次に行うのが高圧洗浄です。透明塗装であっても、むしろ透明だからこそ、下地の清潔さが仕上がりを左右します。汚れやカビが残ったまま塗ると、それを閉じ込めてしまうことになるからです。
苔やカビ、排気ガスによる黒ずみ、雨だれ跡などは特に丁寧に除去します。状態によっては、バイオ洗浄などの薬剤洗浄を併用することもあります。ここでどれだけ徹底的に下地を整えられるかが、長持ちするかどうかの分かれ目なのです。
洗浄後は十分な乾燥時間を確保します。外壁内部に水分が残ったままだと、塗膜の白濁や密着不良につながる恐れがあります。見えない工程ですが、非常に重要なステップです。
塗装はメーカー仕様に基づき、2回塗りを基本として行います。1回目で下地になじませ、2回目で均一な膜厚と艶を整えます。透明塗料はムラが目立ちやすいため、均一な塗布量と丁寧な施工が欠かせません。
各工程の間には、適切な乾燥時間を設けます。気温や湿度によって条件は変わるため、現場の状況に応じた判断が必要です。仕様書通りに施工管理できるかどうかが、美しい仕上がりを左右するポイントになります。
クリア塗装の費用は、塗料のグレードだけで決まるわけではありません。外壁の状態や補修の有無、シーリング工事の内容によっても変動します。下地補修が多い場合は、その分費用が上乗せされます。
塗料の種類で見ると、シリコン系は比較的コストを抑えやすく、フッ素系は高耐久なぶん価格が上がる傾向があります。どのグレードを選ぶかは、将来の塗り替え計画や予算とのバランスを考えて決めることが大切です。
耐久年数の目安は、シリコン系で約10〜15年、フッ素系で約15年前後とされることが多いです。ただし、これは一般的な目安であり、立地や日当たりによって前後します。
南面は紫外線の影響を受けやすく、沿岸部では塩害の影響も考えられます。また、交通量の多い道路沿いでは排気ガス汚れが付きやすい傾向があります。実際の耐久性は、住まいの環境条件を踏まえて判断する必要があるというわけです。

クリア塗装は、外壁の状態が良いうちに行うことが前提です。色あせや劣化が進行してからでは、適用できないケースもあります。模様を活かしたいのであれば、早めの判断が重要です。
見た目がまだきれいでも、防水性能は低下していることがあります。築年数や前回塗装からの経過年数も踏まえて、点検を受けることをおすすめします。
クリア塗装は判断が難しい工法です。そのため、「なぜできるのか」「どんなリスクがあるのか」を具体的に説明できる業者を選ぶことが大切です。良い面だけでなく、注意点もきちんと伝えてくれるかどうかが信頼の目安になります。
価格だけで決めるのではなく、現地調査の丁寧さや写真での説明、施工実績なども比較しましょう。仕様書を理解し、適切に施工管理できる体制があるかどうかも重要なポイントです。
外壁の状態によっては、塗りつぶし塗装のほうが適している場合もあります。クリア塗装にこだわりすぎると、結果的に仕上がりに不満が残ることもあるでしょう。
大切なのは、住まいの状態に合った最適な方法を選ぶことです。現地調査を通じて複数の選択肢を提示してもらい、その中から納得できる工法を選ぶことが、後悔しない外壁塗装につながります。
クリア塗装は、サイディングの模様をそのまま活かしたい方にとって非常に魅力的な選択肢です。ただし、劣化が進んでからでは施工できない場合もあり、早めの判断が重要になります。成功のカギは、外壁の状態を正確に見極めることにあります。
洲加本建装工業では、クリア塗装の可否を含めた無料診断を行っております。「自宅はクリア塗装できるのだろうか」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門業者として、建物の状態に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
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