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知っておきたい!雨漏り修理の基礎知識
投稿日: 2025-12-19
カテゴリー:豆知識|投稿者:sukamoto
天井にしみができていたり、壁紙が剥がれていたり…それはもしかすると「雨漏り」のサインかもしれません。雨漏りは放っておいても自然に直ることはなく、気づかぬうちに家の内部に深刻なダメージを与えてしまうこともあるのです。
「どこに頼めばいい?」「費用はどれくらい?」「応急処置ってできるの?」
この記事では、そんな雨漏り修理に関する疑問を持つ方へ向けて、基礎知識から実際の対処法までをわかりやすく解説していきます。
雨漏りは早期発見・早期対応が肝心。この記事を通して、正しい知識を身につけ、安心してお住まいを守っていただけたら幸いです。

雨漏りの原因はさまざまですが、最も多いのが「経年劣化」によるものです。屋根材の割れやズレ、外壁のひび割れ、コーキングの硬化など、小さな劣化が積み重なることで、雨水の侵入経路ができてしまいます。
特に築10年を過ぎたあたりからは、屋根・外壁ともに点検の必要性が高まってきます。
近年は異常気象の影響で、局地的な大雨や台風が増えています。強風で屋根材が飛ばされたり、飛来物によって外壁が破損したりすることで、突然の雨漏りが発生するケースも多いのです。
このような突発的な損傷は「火災保険の対象」になる場合もあるため、状況をきちんと記録しておくことも大切です。
雨漏りというと屋根ばかりが注目されがちですが、実は「外壁のクラック」「窓周りのコーキング切れ」「ベランダの防水層劣化」など、侵入口は多岐にわたります。
また、天井にしみがあるからといって、必ずしもその真上が原因とは限らない点も雨漏りの難しさです。水は意外な場所を伝って流れるため、プロによる詳細な調査が欠かせないのです。

雨漏り修理は、まず「どこから水が入っているのか」を突き止めるところから始まります。これを「雨漏り診断」と呼び、専門業者が建物の状態を目視・打診・機器などで確認していきます。
経験豊富な業者であれば、過去の事例や建物の構造から、被害箇所を効率的に絞り込むことができます。診断には、次のような工程があります。
・屋根や外壁の目視点検
・小屋裏(天井裏)の確認
・散水調査(必要に応じて)
・サーモグラフィ調査(赤外線による温度差の可視化)
原因の特定こそが、正しい修理につながる第一歩。逆にここを誤ると、表面だけを直しても再発する恐れがあるのです。
雨漏りの原因によって、修理方法は大きく異なります。たとえば…
・屋根材の割れ → 部分交換またはカバー工法
・漆喰の崩れ → 詰め直し・補修
・外壁クラック → シーリング補修・再塗装
・防水層の劣化 → 防水工事(ウレタン・FRP等)
小さな補修で済む場合もあれば、屋根全体をカバーするような大掛かりな修理になることもあります。そのため、事前に「どこまで直す必要があるのか」「将来的な再発リスクはどうか」といった点も確認しておくことが重要です。
屋根や高所の外壁を修理する場合、安全性と作業効率を確保するために足場の設置が必要になります。足場代は工事費用の中でも大きな割合を占めるため、「ついでに外壁も一緒に…」という判断でトータルのコストパフォーマンスを上げるケースも少なくありません。

雨漏りが発生したとき、「とにかく今すぐ何とかしたい!」というのが本音だと思います。実際、バケツを置いたり、ブルーシートで覆ったりするだけでも、家具や床への被害を最小限に抑えることができます。
ただし、こうした対処はあくまで“応急処置”です。屋根に登っての修理や、コーキング材の自己施工は危険が伴ううえ、状況を悪化させてしまうリスクもあるため、慎重に判断しましょう。
どうしても専門業者の手配までに時間がかかる場合、次のような処置で被害拡大を防ぐことは可能です。
・雨水が落ちてくる場所にバケツ・タオルを設置
・天井に溜まった水が落ちそうな場合、軽く穴を開けて一箇所に誘導(※天井材が破裂するのを防ぐため)
・外部の破損箇所が明確な場合、ブルーシートで覆う(可能な範囲・安全な場所のみ)
ただし、屋根の上に登って作業するのは非常に危険です。命にかかわる事故も多いため、くれぐれも無理はしないようにしてください。

雨漏り修理の費用は一律ではなく、「どこから水が入っているのか」「どれだけの範囲に及んでいるか」によって大きく変動します。
たとえば
・屋根の一部補修で済むケース:3万〜10万円程度
・コーキング補修+外壁塗装:30万〜80万円程度
・屋根全体のカバー工法(重ね葺き):80万〜150万円程度
・防水工事(ベランダ・屋上):10万〜50万円程度
ただし、あくまでこれは一例であり、建物の構造や使用されている素材、立地条件などによっても異なってきます。特に足場を組むかどうかで数十万円単位の違いが出ることも珍しくありません。
見積書を受け取ったら、次の点に注目してみましょう。
・調査内容と修理内容が明確に記載されているか
・単価・数量・金額が具体的か(曖昧な「一式」表記ばかりでないか)
・使用する材料や工法に説明があるか
・追加費用の可能性について説明があるか
信頼できる業者は、見積書の内容だけでなく、施主が理解できるように丁寧に言葉で説明してくれるはずです。逆に「任せておいてください」「一番安くしておきます」など、内容をはぐらかすような態度の業者は注意が必要でしょう。

意外に知られていないのが、火災保険で雨漏り修理の費用が補償される場合があるということです。ただし、すべての雨漏りが対象になるわけではありません。
保険が適用される主な条件は以下のようなケースです。
・台風・突風・大雪などで屋根材が破損し、そこから雨水が侵入した
・落下物や飛来物によって外壁が割れ、雨漏りが発生した
・雨どいが風災で壊れ、建物内部に浸水した
このように、「突発的な自然災害が原因で起きた損害」であれば、火災保険が適用される可能性が高いのです。
火災保険が適用されないケースの代表例が、経年劣化による雨漏りです。たとえば「築20年で防水層が傷んでいた」「屋根材の寿命を超えていた」といった場合は、保険の対象外となります。
そのため、申請前には「なぜこの雨漏りが起きたのか?」という原因を、プロの業者にしっかりと調査してもらい、写真や報告書を整えることが重要です。
また、申請の手続きや保険会社とのやりとりが不安な場合は、「保険申請に対応している修理業者」に相談するのが安心です。
「雨漏りしているけれど、まだ水が滴っているわけではないから大丈夫」と考えて放置してしまう方も少なくありません。ですが、雨漏りの本当の怖さは、目に見えない場所で静かに家を蝕んでいく点にあります。
屋根裏や壁の内側に水分が入り続けると、次のような深刻な影響が出てきます。
✅構造木材の腐食
湿気によって柱や梁が腐り、耐震性が著しく低下します。最悪の場合、建物の安全性自体が損なわれてしまうでしょう。
✅断熱材の劣化・カビの繁殖
濡れた断熱材は機能を失い、湿気がこもってカビが繁殖します。室内の空気環境が悪化し、アレルギーや喘息など健康被害の原因にもなります。
✅気配線へのリスク
天井裏の配線部分に水分が及ぶと、ショートや火災につながる危険性もあります。
つまり、「まだ大丈夫」と見過ごしている間にも、家の寿命は確実に縮んでいるのです。早めの修理こそが、長い目で見たときの最大の節約になります。
雨漏り修理は、原因調査から施工技術まで高度な専門性が求められます。だからこそ、業者選びは非常に重要です。
信頼できる業者を見分けるには、次のようなポイントに注目してみてください。
✅調査時に写真や動画で状況を詳しく説明してくれるか
見えない部分の被害を、施主にもわかるように共有してくれる業者は、誠実な対応を心がけている証です。
✅見積書が明確で、追加費用についても説明があるか
「一式」ばかりの見積もりではなく、項目が具体的に書かれているかを確認しましょう。
✅地元での実績や口コミが豊富か
長く地域に根差して施工している業者は、トラブル時の対応力やアフターサービスにも期待できます。
✅建築士や防水施工技能士などの資格を持っているか
技術的な裏付けがある業者は、見えない部分にも責任を持った施工をしてくれる可能性が高いのです。
特に「雨漏り修理に慣れている」業者であるかどうかは重要です。外壁塗装がメインで、雨漏りにはあまり対応していない会社もありますので、「雨漏り診断・修理に特化しているか」を確認することが、失敗を防ぐ近道といえるでしょう。
雨漏りは、家の構造や健康にも大きな影響を及ぼす深刻なトラブルです。表面化していない段階でも、内部ではダメージが進行している可能性があるため、「早めの調査・修理」がもっとも有効な対策といえるでしょう。
この記事では、雨漏りの原因や修理の流れ、費用の目安、信頼できる業者の選び方までを解説してきました。
中でも重要なのは、原因を正確に突き止められる専門業者に相談することです。適切な診断と対処をすれば、長期的に安心して住まいを維持することができるでしょう。
洲加本建装工業では、外壁塗装・屋根修理・防水工事・雨漏り修理まで、すべてを自社で対応しています。「これは雨漏りかも?」と思ったそのときが、相談のタイミングです。
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