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「無機塗料」と「有機塗料」って何が違う?失敗しない塗料選びの基本
投稿日: 2025-07-15
カテゴリー:豆知識|投稿者:sukamoto
外壁塗装や屋根塗装を検討している方の多くが直面するのが、「どの塗料を選べばよいか分からない」という悩みです。最近では、耐久性が高いとされる「無機塗料」という言葉を耳にする機会も増えましたが、そもそも「無機」とは何なのか、「有機」とは何が違うのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、無機塗料と有機塗料の違いをわかりやすく解説し、それぞれのメリット・デメリット、そして選び方のポイントまでを詳しくご紹介します。塗料選びで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
「有機塗料」とは、炭素を含む有機化合物を主成分とした塗料のことを指します。私たちが普段目にする住宅用塗料のほとんどがこの有機塗料に該当し、さらにアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などのグレードに分類されます。
これらは塗膜に柔軟性があり、塗装面の伸縮に追従しやすいという特性を持ちます。そのため、ひび割れが起こりにくく、施工性にも優れています。さらに製品数が多いため、価格帯や機能の幅も広く、コストパフォーマンスに優れた塗料も多数存在します。
一方、「無機塗料」とは、ガラスや鉱石などに由来する無機物(炭素を含まない物質)を主成分とする塗料です。紫外線に対する劣化耐性が非常に高く、塗膜の耐用年数は15年〜20年、製品によっては25年以上持つものもあります。
ただし、実際には完全な無機塗料というものは存在せず、ほとんどが「有機+無機のハイブリッド構造」で作られています。これは、完全な無機では塗膜が硬すぎて割れやすいため、ある程度の柔軟性を持たせるために有機成分を混ぜて調整しているからです。
この2つの塗料の違いを簡潔にまとめると、次のようになります。
つまり、「とにかく長持ちさせたい」「高性能な塗料を求めている」方には無機塗料が向いています。一方で、「予算を抑えつつ、必要十分な性能を確保したい」という方には有機塗料の中グレード(シリコンなど)でも十分対応可能です。
最大の強みは「非常に高い耐候性」です。無機成分は紫外線による劣化を起こしにくいため、日光にさらされ続ける屋根や外壁でも長期間その性能を保ちます。塗膜の劣化が遅いため、塗り替えまでの周期を延ばすことができ、結果的にトータルのメンテナンスコストを抑えることができます。
また、無機塗料は親水性が高く、雨水が表面に付着した汚れを洗い流す「セルフクリーニング効果」もあります。さらに、燃えにくいという特性も持っているため、火災対策としての効果も期待できます。
性能が高い分、材料費も施工費も高くなる傾向があります。さらに、塗膜にある程度の硬さがあるため、動きのある下地や振動の多い箇所ではひび割れが生じやすいという弱点もあります。特に築年数が古く、下地の劣化が進んでいる住宅では適用に注意が必要です。
また、製品によっては塗れる素材や環境に制限がある場合があり、事前の診断と選定が重要となります。
有機塗料は柔軟性に富み、下地の動きに追従しやすいため、クラック(ひび割れ)を防ぎやすいという利点があります。また、価格が比較的安価で、施工性も高いため、幅広い住宅に採用されています。
有機塗料には多くの種類があり、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素といったグレードごとに性能と価格が異なるため、予算や使用環境に応じて柔軟に選べる点も魅力です。
紫外線や熱にさらされることで、劣化が進みやすい傾向にあります。特にグレードの低い塗料では、耐用年数が5~7年程度と短く、こまめな塗り替えが必要になることもあります。
また、汚れやすさや色あせのスピードも早いため、外観の美しさを長く保ちたい方にとっては物足りないと感じることもあるかもしれません。
有機塗料は、主成分が炭素を含む「有機化合物」で構成されており、柔軟性があり、さまざまな下地に適応できるという特性があります。そのため、塗料の中でももっとも種類が多く、住宅塗装の現場では広く用いられているカテゴリーです。
一口に有機塗料といっても、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素といった「グレード」によって耐久性や価格、性能が大きく異なります。ここでは、それぞれの塗料の特徴と選ばれる理由、注意点について詳しく見ていきましょう。
アクリル塗料は、かつては住宅塗装の定番として広く使われていた塗料です。価格が非常に安く、ホームセンターなどでも入手しやすいため、DIY塗装などでは今でも利用されることがあります。
ただし、耐用年数はわずか3〜5年程度と短く、紫外線や雨風にさらされる環境では劣化が早く進行します。塗膜が硬く割れやすいため、現在では住宅用の外壁や屋根にはほとんど使われなくなっており、業務用の塗料としても使用頻度は低くなっています。
「とにかく初期費用を抑えたい」「短期的な補修で済ませたい」といった特殊な事情がある場合を除いて、あえて選ぶ理由は少ない塗料といえるでしょう。
ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性が高く、柔軟性に優れているため、ひび割れのしにくさや密着性の良さが評価されてきました。耐用年数は6~8年程度で、施工価格も比較的抑えられているため、かつては外壁塗装の主力として多く使われていました。
現在では、より耐久性の高いシリコン塗料の普及によって出番は減少していますが、木部や鉄部など「細かなパーツ」に向いている塗料として、部分補修などでは今も重宝されています。また、建物の規模が小さい場合や、数年後に建て替えや解体を予定している建物などには、コストを抑えつつ十分な性能を発揮してくれる選択肢となります。
注意点としては、紫外線に対する耐性がそこまで高くないため、日当たりの良い面では色あせやチョーキング(白い粉を吹く現象)が早めに起こることがあります。
現在の外壁塗装・屋根塗装において、最も主流となっているのがシリコン塗料です。有機塗料の中でも、価格と性能のバランスが非常に優れており、耐用年数も10〜13年と十分な長さを誇ります。
シリコン塗料のメリットは、耐候性・防汚性・耐水性などの総合性能が高いことに加え、さまざまな下地や環境に適応できる汎用性の高さにあります。さらに、メーカーごとに豊富なバリエーションが揃っており、色やツヤ感の調整も可能で、仕上がりの美しさにも定評があります。
価格もウレタン塗料よりは高いものの、フッ素や無機塗料に比べると手ごろで、一般住宅のメンテナンスには最適な選択肢と言えるでしょう。特別な高性能を求めない限り、多くの住宅でシリコン塗料を選ぶことで、十分な満足度とコストパフォーマンスが得られます。
ただし、シリコン塗料と一口に言っても、品質には幅があります。安価な製品では、実際の耐用年数が短かったり、成分比率が劣っている場合もあるため、信頼できるメーカー製品を選ぶことが大切です。
フッ素塗料は、有機塗料の中で最も高性能なグレードに分類されます。耐候性・耐紫外線性・防汚性に優れ、15年以上の耐久性が見込める製品も少なくありません。官公庁の施設や高層ビル、橋梁といった公共性の高い構造物にも使用されており、過酷な環境下でも高い性能を発揮します。
また、表面が硬く汚れがつきにくいため、長期間にわたって美観を維持しやすいというのも大きな魅力です。塗り替え周期を延ばしたい方、将来のメンテナンスコストを抑えたい方にとっては、非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。
一方で、フッ素塗料は材料費・施工費ともに高額となるため、初期費用を重視する方にとっては導入のハードルが高いのも事実です。また、塗膜が硬いため、動きのある下地にはあまり適さないケースもあり、下地や環境によっては逆に耐久性を損なうこともあります。
近年では、「フッ素樹脂+シリコン成分」のようなハイブリッド型製品も登場しており、性能と柔軟性を両立させた新しい選択肢も増えつつあります。
最も大切なのは、「どんな目的で塗装をするのか」をはっきりさせることです。とにかく長持ちさせたいのか、予算を抑えたいのか、それともバランス重視なのか。目的が曖昧だと、業者に言われるがままに高額な塗料を選んでしまい、後悔することもあります。
たとえば、「一度の塗装で長期間メンテナンスしたくない」という方には無機塗料やフッ素塗料が適しています。一方で、「10年ごとに定期的なリフォームをしたい」「初期コストを抑えたい」という方にはシリコン塗料でも十分なケースもあります。
信頼できる塗装業者であれば、塗料の製品名・メーカー名を明確に提示してくれます。「この塗料はどこのメーカーの何という製品ですか?」「なぜこの塗料を提案するのですか?」と聞いてみましょう。曖昧な答えしか返ってこない場合は注意が必要です。
また、保証期間と実際の耐用年数が一致しているかも確認しておくと安心です。
一部の業者では「オリジナル塗料」と称した製品を使用していることがありますが、成分や性能が不明瞭なものもあり注意が必要です。実績のある大手メーカーの塗料であれば、性能試験や保証体制が整っているため、信頼性が高いと言えます。
無機塗料を使用したのに、すぐに剥がれたり、ひび割れが発生したというケースもあります。原因としては、下地処理の不備や、塗料の適性を無視した選定が挙げられます。どんなに高性能な塗料であっても、正しい工程と技術が伴わなければ効果を発揮できません。
一方で、価格だけを重視してアクリル塗料などの安価な塗料を選んだ結果、わずか数年で色あせやチョーキング(粉状化)が進行し、早々に再塗装が必要になったという声も少なくありません。
洲加本建装工業では、お客様のご希望・予算・建物の状態を丁寧にヒアリングし、最適な塗料をご提案しています。塗料の選定では、価格だけでなく、「どのような下地に、どの塗料が適しているか」を重視しており、製品名・メーカーを明示したうえで、性能や耐用年数についても分かりやすくご説明しています。
また、無理に高額な塗料をおすすめすることはありません。塗料ごとのメリット・デメリットを率直にお伝えし、お客様自身にご納得いただいたうえで選んでいただけることを大切にしています。
無機塗料と有機塗料には、それぞれ明確な違いと特徴があります。無機塗料は高性能で長寿命ですが価格が高く、有機塗料は価格を抑えやすい分、定期的なメンテナンスが必要になります。
大切なのは、「ご自身の住まいに何を求めるのか」を明確にし、それに合った塗料を選ぶことです。そして、その判断を正しくサポートしてくれる信頼できる業者に出会うことも、成功する外壁塗装には欠かせません。
洲加本建装工業では、塗料選びから施工まで、一貫して誠実・丁寧な対応を心がけております。塗装工事をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの大切な住まいにとって、最良のご提案をさせていただきます。
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