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台風シーズン到来!横殴りの雨からわが家を守る外壁塗装と工事中の台風対策について。
投稿日: 2026-07-29
カテゴリー:豆知識|投稿者:sukamoto
「毎年台風が来るたびに、外壁のひびや雨染みが気になってきた」「工事中に台風が来たらどうなるの?」という声は、台風シーズンが近づくと特に多くなります。
横殴りの雨は、通常の雨では問題にならない箇所からも容赦なく水が侵入してくるため、外壁の防水性能を維持することが建物を守るうえで非常に重要です。
この記事では、台風が外壁に与えるダメージの実態、外壁塗装が台風対策としてどんな役割を果たすのか、台風に強い塗料・工法の選び方、そして外壁工事中に台風が来た場合の対策と対処法について、わかりやすくご紹介しています。台風シーズン前に外壁の状態を見直したい方にも、現在工事中の方にも、ぜひ参考にしていただける内容です。

「毎年なんとなく乗り越えてきたから大丈夫」と思っていても、台風が外壁に与えるダメージは、通常の雨とはまったく性質が異なります。まずその違いをしっかり把握しておきましょう。
通常の雨は重力に従って上から下へ流れ落ちるため、屋根や軒(のき)が外壁を守るバリアとして機能してくれます。軒の出が十分にある建物であれば、外壁への雨の当たり方もかなり軽減されます。
しかし台風時の横風を伴う雨は、外壁に対してほぼ水平・斜め方向から激しく打ちつけてきます。軒や庇(ひさし)が遮ってくれる範囲を超えて、外壁の側面・窓まわり・外壁の継ぎ目などに直接雨水が叩きつけられるのです。
「これまで大丈夫だったから」という安心感が、台風時には通用しないことがあります。普段は問題のない箇所が、横殴りの雨によって一気に弱点になることを覚えておいてください。
台風の影響を特に受けやすい箇所がいくつかあります。
まず、外壁の継ぎ目を埋めているシーリング(ゴム状の充填材)のひび・やせ・剥離です。シーリングは経年とともに硬化・収縮し、隙間が生じてきます。通常の雨では問題にならない小さな隙間でも、台風の横からの水圧には抵抗できないことがあります。
外壁のクラック(ひび割れ)も要注意です。幅が小さなヘアクラック(表面の細いひび)でも、横からの雨水が侵入する経路になってしまうことがあります。
また、塗膜(とまく=塗料の保護層)の劣化が進み、外壁を手で触ると白い粉がつくチョーキング現象が起きている状態では、防水性能が大幅に低下しています。
さらに、屋根の頂点を覆う棟板金(むねばんきん)の浮きや固定釘の緩みも、台風後に雨水侵入の原因として発見されることが多い箇所のひとつです。
▷外壁塗装でコーキング打ち替えは必要?劣化サインと放置リスクを解説
台風が通過した直後に、室内に雨漏りが発生しなかったからといって安心するのは少し早いかもしれません。
外壁や屋根のわずかな隙間から侵入した雨水は、断熱材・木材・構造体(くたい=建物の骨組みや骨格部分)の内部に静かに染み込んでいくことがあります。表面に現れるのはずっと後になってからで、「台風のたびに少しずつ内部が傷んでいた」というケースは決して珍しくありません。
台風通過後は、室内の天井・壁の変色や水染みがないかを確認するとともに、できれば外壁の状態も専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。「大丈夫そうだから放置」という判断が、数年後の大規模修繕につながることもあるのです。

「外壁を塗り替えれば台風に強くなるの?」という疑問を持つ方は多いと思います。塗装の役割を正しく理解しておくことで、台風対策としての塗装の価値がより明確になります。
外壁塗装の最も重要な役割のひとつが、防水性能の維持です。塗膜が外壁材の表面を均一に覆うことで、雨水・紫外線・汚れが直接外壁材に触れるのを防ぐバリアとして機能します。
この塗膜が正常な状態を保っている間は、台風の横殴りの雨にさらされても、雨水を弾いて流すことができます。しかし塗膜が劣化すると、外壁材が直接雨水を吸収し始めます。吸水→膨張→亀裂というサイクルが加速し、劣化はどんどん進んでいきます。
定期的な外壁塗装による塗膜の更新が、台風による雨水侵入を防ぐための最も基本的かつ効果的な対策です。「塗装は見た目のためだけ」というイメージを持っている方も多いですが、実は防水という機能面でこそ、その価値が最も発揮されます。
一方で、外壁塗装だけで台風のすべてのリスクをカバーできるわけではないことも、正直にお伝えしておきたいと思います。
外壁塗装は「防水性能の維持・向上」であって、「完全な防水」を保証するものではありません。シーリングの劣化・屋根の状態・棟板金の固定状況・ベランダの防水層など、塗装以外の要素も台風対策には深く関わっています。
台風への総合的な備えとしては、外壁塗装と並行してシーリングの補修・屋根点検・付帯部(雨樋・軒天・破風板など)の状態確認をまとめて行うことが理想的です。洲加本建装工業では、外壁だけでなくシーリング・付帯部も含めたトータル診断を無料で実施していますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

塗料選びは、台風対策としての外壁塗装を考えるうえで非常に重要なポイントです。種類が多くて迷ってしまうこともあるかもしれませんが、確認すべきポイントを押さえておけば判断がしやすくなります。
台風の横殴りの雨に対して高い防水性を発揮するためには、塗膜が緻密で水を通しにくく、かつ外壁材にしっかりと密着している必要があります。
耐候性・耐水性に優れた塗料として代表的なのが、シリコン系・フッ素系・無機系の塗料です。これらは塗膜の緻密さと耐久性が高く、長期間にわたって防水性能を維持できます。
また、「弾性塗料(だんせいとりょう)」と呼ばれる種類の塗料も、台風対策に有効なことがあります。これはゴムのように伸縮する特性を持つ塗料で、外壁にひび割れが生じた場合でも塗膜が追随して覆い続けることができます。外壁にクラックが入りやすいモルタル外壁などの建物には特に有効な選択肢です。
「防水性が高い塗料を選べばいい」とシンプルに考えたくなりますが、実はもう少し考慮すべき点があります。
防水性を高めすぎると、外壁内部の湿気が外に逃げられなくなり、壁内結露やカビの原因になることがあるのです。そこで注目したいのが「透湿性(とうしつせい)」という性質です。透湿性のある塗料は、液体の水は通さない一方で、水蒸気は通す機能を持っています。防水性と通気性を両立できる塗料を選ぶことが、建物を長持ちさせるうえでとても重要です。
また、塗料の選択は外壁材の素材によっても変わります。モルタル外壁・窯業系サイディング・金属系サイディングなど、それぞれの素材に合った塗料が存在します。「高性能な塗料なら何でもいい」という選び方ではなく、外壁材との相性も踏まえた選択が大切です。
台風の横殴りの雨が最も侵入しやすい箇所のひとつが、外壁の継ぎ目(目地)部分です。ここを守るシーリング材の選択も、台風対策において見逃せないポイントです。
耐候性・耐水性・耐久性に優れたシーリング材として、変成シリコン系が広く使われています。紫外線への耐性が高く、長期間にわたって弾力性を保ちやすい特性があります。
シーリングの工事方法には「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。打ち替えとは既存のシーリング材をすべて撤去したうえで新しく充填する方法で、下地の状態をリセットできるため耐久性が高くなります。増し打ちとは既存の上から重ねて充填する方法で、コストを抑えられますが、下地の劣化状態によっては早期剥離のリスクがあります。
台風シーズン前には、シーリングの状態を確認して、劣化が見られる場合は打ち替えを優先して検討してみてください。

専門家に診断を依頼する前に、自分でできる確認事項を知っておくことで、業者への相談がより具体的にできるようになります。気軽にできるチェックを習慣にしておきましょう。
☑まず外壁を手のひらで軽く触ってみてください。白い粉がつく場合はチョーキング現象が起きており、塗膜の防水機能が低下しているサインです。
☑外壁の目地・窓まわりのシーリングに、ひびが入っていないか・痩せて隙間ができていないか・部分的に剥がれていないかも確認してみましょう。細い隙間でも、台風の横からの水圧に対しては十分な侵入口になります。
☑外壁のひび割れについては、幅・深さ・方向を確認してください。縦方向のひびより、斜め方向に走るひびは構造的な動きによるものである可能性があり、注意が必要なサインであることがあります。
☑屋根の棟板金については、地上から双眼鏡で確認してみましょう。浮きやずれが確認できた場合は、台風シーズン前に早めに専門家へ相談することをおすすめします。
☑ベランダの排水口(ドレン)が落ち葉やゴミで詰まっていないかも確認してください。台風時の大雨で排水が追いつかず、水がベランダに溜まって浸水するリスクがあります。
室内でも、外壁の劣化や雨水侵入のサインを確認できることがあります。
☑天井や壁に茶色や黄色っぽい水染み・変色がないかを確認してください。古い染みであっても、過去に雨水が侵入した形跡として重要な情報になります。
☑押し入れやクローゼットの内部に、カビの気配や湿気がこもる感じがないかもチェックしておきましょう。窓サッシまわりに水染みやカビが発生している場合は、サッシ周辺のシーリング劣化による雨水侵入のサインであることが多いです。
☑「雨の日だけ土っぽいにおいがする気がする」という感覚も、実は雨漏りの初期サインである可能性があります。見た目に変化がなくても、においの変化を感じたときは早めに専門家へ相談することをおすすめします。

外壁工事を依頼している最中に台風が接近してきたら、とても不安ですよね。「足場は大丈夫なの?」「外壁はどうなるの?」という疑問に、正直にお答えします。
外壁工事中に最も心配されるのが、足場への影響です。強風下では足場が大きく揺れ、最悪の場合は倒壊するリスクがあります。
特に注意が必要なのが、足場に取り付けた養生シート(外壁を覆う保護シート)が強風を受けてしまうケースです。大きな面積のシートが風をはらむと、帆のように膨らんで足場全体に大きな力がかかります。これが足場の変形や倒壊につながる主な原因のひとつです。
外壁が塗装工程の途中である場合は、未乾燥の塗料が台風の雨で流れてしまうリスクも生じます。塗装途中の面に雨水が当たると、仕上がりにムラが出たり、塗膜の密着性が損なわれたりすることがあります。
信頼できる業者であれば、台風接近の情報をいち早くキャッチして、事前に適切な対応を行います。
最も重要な対策が、養生シートを畳む・緩めることです。風をはらまないようにシートを束ねて固定することで、足場への風の影響を大幅に抑えることができます。
あわせて、足場の固定状況を再確認・補強し、現場に置いてある工具・塗料缶・廃材などが風で飛散しないよう固定・撤去することも必要な対応です。
業者の台風対応の丁寧さは、施主への事前連絡・状況報告が適切に行われるかどうかでも判断できます。「台風が近づいているので、明日午前中に養生シートの処理を行います」といった連絡が来る業者は、施工管理への意識が高い証拠です。
台風の接近情報を知ったら、まず業者に連絡を取り、養生シートの処理・足場の固定状況を確認・依頼してください。業者から連絡が来ない場合は、こちらから問い合わせることをためらわないでください。
施主自身が足場に近づくことは、安全上の理由から絶対に避けてください。台風接近中・通過中は、足場付近の窓の開閉も慎重に行うようにしましょう。
台風通過後は、業者と一緒に足場・外壁・養生の状態を確認することをおすすめします。気になる点があれば、その場で担当者に伝えてください。
台風の接近・通過によって工事が数日間休工になることは、外壁塗装では珍しいことではありません。天候が塗装品質に直接影響するため、安全が確保できない状況での無理な施工は行わないのが正しい判断です。
工期への影響は台風の規模・通過のタイミング・工事の進行段階によって異なります。延長の日数が読めない場合もありますが、これは品質を守るための正当な判断の結果です。
工事を依頼する段階で「台風や悪天候が続いた場合の工期延長についてどう対応しますか?」と確認しておくことで、いざというときの不安がずっと小さくなります。

「台風シーズンまでに塗装を終わらせたい」と考えている方に、具体的なスケジュールの目安をお伝えします。
日本で台風が最も多く上陸する時期は8〜10月です。この台風シーズンを前に、万全の状態で迎えるためには、遅くとも6〜7月中に着工を完了しておくことが理想的です。
ただし、外壁診断・見積もり・業者選定・工事日程の調整には1〜2ヶ月程度かかることを見込んでおく必要があります。そのため、4〜5月頃から動き始めるのが安心なスケジュールです。
梅雨入り前の5月下旬〜6月上旬に着工・完工できると、梅雨と台風シーズンの両方を万全な状態で迎えられます。「今年の台風シーズンに間に合わせたい」と思っている方は、できるだけ早めに問い合わせを始めることをおすすめします。
台風が来てから修繕業者を探そうとすると、多くの方が同じ行動をとるため、業者の予約が集中して取りにくくなります。費用も通常時より割高になることがあり、希望するスケジュールで工事を進めにくくなりやすいです。
また、被害が出た後の緊急対応は、根本的な解決ではなく応急処置にとどまることが多く、後から改めて本格的な工事が必要になるケースもあります。
「今年はまた様子を見よう」という判断を繰り返していると、その間も外壁の劣化は着実に進んでいきます。台風シーズン前に塗装・補修を完了しておくことが、費用・安心感・建物の保護という3つの観点からも最も合理的な選択です。

台風被害に遭った後、「火災保険で修繕できるのでは?」と思う方も多いかもしれません。適用されるケースとそうでないケースがありますので、正確に確認しておきましょう。
火災保険に「風災・水災補償」が含まれている場合、台風による外壁・屋根へのダメージが補償対象になることがあります。たとえば台風の強風による棟板金の飛散・外壁材の破損、台風による雨漏りで生じた室内の損傷などが、申請の対象になるケースがあります。
ただし、経年劣化による損傷は補償対象外とみなされることが多いです。「台風で悪化した」のか「元々劣化していたところに台風が重なった」のかの判断は保険会社が行うため、必ずしも補償されるとは限りません。まずはご自身の保険証券を確認し、不明な点は保険会社に直接問い合わせることをおすすめします。
台風被害の火災保険申請を円滑に進めるためには、被害箇所の写真を早めに撮影・記録しておくことが重要です。台風発生日と被害状況を照合できる資料を残しておくことで、申請時の証拠として役立てることができます。
業者による被害状況の調査報告書が、申請に役立つ場合もあります。信頼できる業者に現状を確認してもらい、報告書を作成してもらうことも選択肢のひとつです。
一方で、「火災保険を使えば無料で工事ができる」と強調して訪問してくる業者には注意が必要です。保険申請は施主本人が行うものであり、業者が代行・斡旋するモデルにはトラブルが生じやすいケースもあります。焦らず、信頼できる業者・保険会社に相談することが大切です。
台風時の横殴りの雨は、通常の雨では問題にならない箇所からも雨水を侵入させます。外壁の継ぎ目のシーリング劣化・塗膜の防水機能の低下・棟板金の浮きなどが、台風によって一気に深刻なダメージへと発展することがあります。
外壁塗装は台風対策の基盤となる「防水バリア」の役割を担っています。定期的な塗り替えによって塗膜の防水性能を維持することが、横殴りの雨から建物を守るための最も基本的な対策です。あわせてシーリングの状態確認と適切なタイミングでの打ち替えを行うことで、台風への備えをより総合的なものにできます。
工事中に台風が来た場合は、養生シートの処理・足場の固定を業者に依頼し、台風通過後に外壁・足場の状態を一緒に確認することが大切です。工期延長が生じた場合も、品質を守るための正当な判断として受け止めていただければと思います。
台風シーズン前に動くほど、選択肢が広がり費用も安定します。「今年こそ外壁の状態を確認したい」と思っている方は、ぜひ早めに動き出してみてください。洲加本建装工業では、外壁診断士による無料の現地診断を行っていますので、台風前の点検・相談窓口としてお気軽にお声がけいただければと思います。
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